2016年6月23日木曜日

久しぶりに羊蹄山麓

 きょうは久しぶりに羊蹄山麓へ行ってきた。昨年11月頃にブルドーザーが森の中を行き交うのを目にしていたので、1年前まであった森が無くなってしまったことは知っていた。これからきっと整地されるのだろうけど・・・
ここにはアカエゾマツ林ととトドマツ林があった。
 去年はショックだった。

しばらく雨が降ったので、色んなクヌギタケ属が出ているだろうとルスツの方へ行ってみたが、ことのほかキノコの出はよくなかった。途中、カメラも持たず駐車場のそばにある小さな森(散策路がある)に寄ってみた。そこで木の洞に、白いチャヒラタケが重なるように出ていた。チャヒラタケの胞子をまともに見たことがなかったのでいくつか採取した。
  羊蹄山麓を早々に引き上げ、わが家近くの防風林へ行ってみることにした。

 防風林では、先日クチキフミヅキタケが出ていたが、すでに影も形もなく
ウラベニガサやコキララタケやキララタケが出ているのみだった。あの黄色いベニヒダタケ属のきのこはと探してみると、あったあった。
 Pluteus admirabilis
or
キイロウラベニガサ Pluteus chrysophaeus
https://www.researchgate.net/figure/232886652_fig4_Figures-13-15-13-Pluteus-admirabilis-DAOM193532-14-P-admirabilis-DAOM197226

 上のきのこは、これまでベニヒダタケだろうとあまり気にも留めていなかった。それが今月の初め旭川のFさんに「何でしょう?」と写真を見せられ、「おそらくベニヒダタケでしょう」と答えたものの、後から傘表皮の菌糸構造が違い別種であることがわかった。これまでベニヒダタケと思っていたのは本当にベニヒダタケだったのかと数日前のこと防風林で探してみた。防風林で見かけていたきのこも柄が黄色く、傘表皮をのぞいてみると、ベニヒダタケではないことが分かった。

さて、家に帰ってきてからチャヒラタケの胞子をのぞいてみた。
対物レンズ40倍で見たとき胞子は球形~類球形、表面は平滑に見えたものの何だか平滑でないような気がして60倍で見ると明らかに胞子の表面は粗面だった。今年はずっとレイマーの顕微鏡カメラを使っていたが、どうも粗面の様子を撮ることが出来ない。

下は100倍対物レンズで、昔のコンデジで撮ったもの。

下は同じ対物レンズを使い、レイマーの顕微鏡カメラで撮ったもの。

 レイマーの顕微鏡カメラはリレーレンズが4.5倍なので総合倍率450倍。
一方、コンデジの方は10倍接眼レンズをリレーレンズの代わりにしているので総合倍率1000倍。どちらも縮小や画像調整は同じにし、レイマーの方はトリミングをしている。
 レイマーの顕微鏡カメラは使い始めから微細なところを映し出すことは出来ないと分かっていたけれど、撮るときに1枚1枚ファイルにファイル名を入れられるので(便利)、対物レンズを変えたとき×20、×40、×60、×100の文字をいれれば、後から何倍で撮ったかすぐに分かる。それと色収差もできているので使っていたが、粗面の様子が分からないんじゃなぁ・・・と、今日はそんなことを思っていた。

 ところで、球形~類球形で表面が粗面ということは、チャヒラタケではない。

採集したときは全体が白かった。
(吸水性があり、湿っているとき吸水した部分に条線があった)

下は縁シスチジア
 どうやら、Crepidotus applanatusのようだ。

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 ザラミノチャヒラタケCrepidotus longistriatus  S. Imai の記載が詳細ではないので何とも言えないけど・・・ザラミノチャヒラタケってCrepidotus applanatusの特徴と似ているような・・・気がする。


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