2018年4月7日土曜日

Homophron

 Psathyrella (ナヨタケ)属をネット検索していて、何気にHomophronという属名が目に入った。どう見てもPsathyrellaじゃないの?と思って、Homophronの属名のきのこを見ていると、どうもシスチジアに結晶を持つ種らしい。シスチジアに結晶のある種といえば、すぐさまタカネイタチタケを思い出した。2年前に偶然タカネイタチタケを採取する機会があり、きのこメモに掲載していた。
下は 2016年9月14日に掲載の写真。


  タカネイタチタケの学名は、Psathyrella spadicea 。
MycoBankで、その学名を調べてみると、
Homophron spadiceum (P. Kumm.) Örstadius & E. Larss.

やはり、Homophronに変わっていた。かつて亜属に使われていた名前らしく、詳しくは分からないが、Homophronが属として格上げ(2015)になったのだと思われる。
 Homophronに幾つの種が属し、どの種が基準種なのか情報が得られず分からないが、もしかしたらタカネイタチタケ属なんてこともあり得るかも…。

追記(/8訂正)
 シスチジアが厚膜で結晶を付着するものが、この属の特徴かもしれないと思ったが
ヒカゲイタチタケも厚膜で結晶を付着している。しかし、こちらは、Psathyrella olympiana A.H. Smで学名に変動がない。Homophron、その属の特徴が何であるのか、今のところ分からない。
 Homophron属に含まれる種は下記の3種4種らしい。

Homophron camptopodum, Homophron cernuum, Homophron spadiceum(タカネイタチタケ)、Homophron particularis基準種はいずれなのか分からないけれど、タカネイタチタケのみ国内既知種なので、属和名はタカネイタチタケ属ということになるんだろうな…。MycoBankをよく見ると、HomophronのType nameはAgaricus spadiceus(=Homophron spadiceum)、タカネイタチタケ属で良いのだろうと思われる。
  (Kさん、メールでお知らせくださり、ありがとうございます
メモ
http://www.amfb.eu/Myco/Psathyrelles/Pages/Homophron-sarcocephala.html
しばしば H.sarcocephalaの学名が出てくるが
この学名は、MycoBankおよびIndexFungorumでも登録されていない。

http://www.vielepilze.de/selten/newgen/homophron/cernua/sumcernua.html