2018年8月15日水曜日

ザラツキウラベニガサ

 7月の北海道は、15日頃に一部で雨が降ったものの、私の住む辺りはその前から雨らしい雨が降らず日照り状態が続いた。8月に入り、9日になってやっと雨が降り出した。いつもの年ならテングタケやイグチ類の最盛期…なんだけど、2日前にちょっと様子を見に出かけてみたものの、あまりの不作に閉口。きょうも、時折やや強い雨が降り、出かける気になれず、どうしたものかと窓の外を眺めた。
 そういや、2日前に採取し、帰宅してから写真を撮ったベニヒダタケの仲間のきのこが冷蔵庫に入れっぱなしだった。
 こんな日は、"調べてみろ” ということなんだろうなと、傘表皮を顕微鏡で覗いてみた。
色んな形の傘シスチジアが並んでいた。
 たぶん、ザラツキウラベニガサだろうと、他の組織も見てみた。


担子胞子…(4.2)4.8-5.4(6.1)×(4.1)4.3-4.7(5.2)μm Q:1.00-1.26 Ave.1.13
担子器… 19.0-28.2×5.5-6.9μm
縁シスチジア…18.4-64.9×7.9-24.4μm
側シスチジア… 29.6-85.1×8.7-23.8μm
柄シスチジア…26.2-121.0×8.1-18.6μm
傘シスチジア…未計測
スイスの菌類図鑑を見てみると、胞子サイズは
 P. podospileus f. minutissimus…5.4-7.8×5-7μm Q:1.0-1.2
 P. podospileus f. podospileus…5.1-7.3×4.8-6.7μm Q:1.0-1.2
おそらく、 写真の種は P. podospileus f. podospileusの方だと思うのだけど
胞子サイズが若干小さい。この差異は範疇とするか、それとも近縁とすべきなのだろうか…?

疑問に思うこと(どうでも良いことなのかもしれない)
 P. podospileusは、なぜザラツキウラベニガサなんだろう。
ベニヒダタケ亜属なら、ザラツキベニヒダタケの方が分かりやすいのに…
それと、どこがザラついて ザラツキになったのだろう…

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